脳の演算機能を拡張する!ホビーユース向け MATLAB Homeの導入
はじめに
ヨドバシアキバの上の有隣堂をブラブラしていたら、平積みにされた最新のInterfaceの表紙が目に飛び込んできました。
「ラズパイで初体験!強力ホビー用MATLAB」
MATLABなんて超高価なソフトが、なんで特集されてるんだろう?ラズパイとどんな関係が?と手に取ってみると…。
- MATLAB Homeというライセンスがある。非商用ホビーユース・個人向けで、たったの14900円。Simulinkや各種Toolbox(機能拡張パック)も、4490円から。
- MATLABで作成したモデルを、ラズパイで動かせる。
これはもう、購入するしかありません!ああ、なんでもっと早く気づかなかったのでしょう?数年前に、国内代理店がサイバネットからMathwoksに移行したのですが、それと関係あるのでしょうか?
MATLABとは?
MATLABはいろいろな用途に使えるので、人によっても意見が違うかもしれませんが、自分にとっては超お手軽・数値計算ソフトです。
- 大きいデータを容易に扱うことができます。測定データを解析するとき、少し前のExcelでは65535行までしか扱えませんでした。最近のExcelではもっと大きいデータが扱えますが、すべてセルで計算するのは面倒なものです。Matlabでは、データを1つの行列として扱える上に、行列同士の演算も楽に行えるので、取り扱いが非常に楽です。
- 簡単にスクリプトを書くことができます。変数の型定義が不要なので、どのような計算をするかに、思考を集中することができます。
- グラフ化が簡単です。エクセルで複数のグラフを体裁よく整えるのは結構面倒なのですが、Matlabはスクリプトから効率よくグラフを描画することができます。
- Toolboxにより、各種用途に特化した機能拡張ができます。
- 業務用のライセンスは、非常に高価です。公式ページの情報によれば、1ライセンスで295,000円もします。
つまり、たいへん便利だけど非常に高価なソフトが、Matlabというわけです。Matlabとほぼコマンド互換性があるOctaveやScilabといった無料で使えるソフトもあるのですが、グラフ表示やToolboxなどの使い勝手はやはりMatlabが一番です。
そんなMatlabが、たったの14900円というのは、まったくの驚きです。
Toolboxの選択
4490円でToolboxを購入できるとなると、あれもこれもと悩んでしまいます。
ひとまずはブロック図によるモデル表現が可能なSimulinkと、画像処理関連の基本機能が備わったImage Processing Toolbox を購入することにしました。
これから
まずは、全天球映像の射影変換でいろいろと遊んでみようかなと思っています。